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2001年4月20日発行
スルジェ
ネパールと日本で生きた女性

平尾和雄 著
残部僅少
定価:本体価格2000円+税
(税込価格2160円)

太陽という名の女性スルジェがくれた物語

元「スルジェ館」主人が描くネパール人女性スルジェとの出会いと死別、その鮮烈な物語。

 一人の日本人青年がヒマラヤでネパール人女性と恋に落ち、そして結婚する。二人は、ヒマラヤの麓で「スルジェ館」という名前の宿を建設し、ネパールでの 生活が始まった。スルジェ館元主人・平尾和雄と、ネパール人女性スルジェがともに歩んだ、鮮烈で温かい人生が感動の本になりました。

 ぼくが初めて彼女に出会ったタトパニの、村はずれの橋のたもとの茶店は村人のたまり場になっていたし、ポカラのスルジェ館建設現場の掘っ建て小屋にも、 おおぜいの日本人が集まってきた。手術前後の相部屋の病室にも、居候していたマイケルの家の四畳半の部屋でも、宿や食堂を開いていなくても、スルジェのま わりにはいつも人が集まっていた。スルジェのいる所はどこでも<スルジェ館>なのだった。    ――本文より 

●著者プロフィール
平尾和雄(ひらお・かずお)
 1946年生まれ。都立大学卒。
 著書に『ヒマラヤの花嫁』(76年日本交通公社刊、中公文庫所収)、『ヒマラヤ・スルジェ館物語』(81年講談社刊、第3回講談社ノンフィクション賞受賞、講談社文庫所収)、『ネパール 旅の雑学ノート』(96年ダイヤモンド社刊)


    目次

    プロローグ

    【第1章】 インド世界へ

船の旅/初めてのインド/ブッダガヤーの滞在/トレッキングへ

【第2章】 タトパニのスルジェ

    スルジェとの結婚/タトパニ「スルジェ館」開く/スルジェとのインド旅行/カトマンドゥ滞在/タトパニ村のにぎわい/肝炎/インドでトレッキング/スルジェの母と姉の死/マナリの二か月

【第3章】 危機

    単身帰国/信州の悪夢/練馬のアパート生活/ポカラのスルジェ/東京のひとり暮らし/逮捕/スルジェと呪術師/スルジェ、日本へ飛ぶ/離婚の危機

【第4章】 日本人旅行者たち

    日本人旅行者の溜まり場/旅行者の病気/自殺/火葬/自殺の後遺症/カトマンドゥの騒ぎ/困った旅行者たち/幽霊騒動

【第5章】 スルジェの病気

    スルジェ発病/ポカラの別れ/手術/退院

【第6章】 つかの間の平和

    息子の夢/スルジェが導いた結婚/スルジェのいるところ/つかの間の平和

【第7章】 ありがとう、スルジェ

    腰機織り/温泉探しトレッキング/スルジェの旅立ち/見送る人々/ネパールへ

エピローグ