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「勝手にロシア通信」編集部
ロシアの正しい楽しみ方
定価:本体価格1500円+税
(税込価格1620円)







解説
旅行人の本
季刊『旅行人』

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まえがきより
「寒い」「恐い」「よくわからない国」「何もない国」「キョーミない」
 そうでしょう、そうでしょうとも。ウォッカ、カリンカ、バラライカ。ペチカ、ボルシチ、サモワール。共産党とスパイの国、第二次世界大戦で日本を裏切っ た卑劣な国、そしてソ連崩壊後は一転して、物不足の貧しい国……。日本における「ソ連・ロシア」のイメージは、この程度のものではないかと推測される。
 初めて彼の地を踏んだ時、こうしたステレオタイプな「ソ連・ロシア」のイメージと、おトボケな現実とのギャップに、正直言って面食らった。一九九〇年春 のことである。すでにペレストロイカの時代、混乱のなかでソ連は大きく変わろうとしていた。なんなのだ、この国は……。あまりにも不可解なことが多すぎ て、もっとよくこの国を知りたいという思いは募るばかりで、翌年再訪。すると今度は、社会主義国「ソ連」が消滅し、新生ロシア時代が始まろうとしていた。 当然ながら、混乱はますますひどくなり、ますますわけのわからない国になっていた。
 けれども、それなのに、いや、それだからこそ、気づいた時にはすっかりこの国の虜になっていたのである。

「勝手にロシア通信」編集部