旅行人ノート2
アフリカ改訂版
定価:本体価格1800円+税
(税込価格1944円)
※品切れ




解説
旅行人の本
ガイドブック
季刊『旅行人』
アフリカ旅行情報

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購入方法

アフリカへの道 ◆ACCESS

  一口でアフリカといっても広い。アフリカ大陸の東西南北を眺めてみると、その風俗・文化はまったく異なっている。大まかに北、東、南、西、そしてアフリカ 中部と分かれるが、このうち北アフリカはイスラム圏で、アフリカ大陸にはあっても、ふつう「中東圏」に区分される。そしてサハラ以南を「ブラックアフリ カ」と呼称する。本書は、このブラックアフリカについて主にガイドしていく。

 日本からアフリカへの玄関口はいくつかあるが、アクセスのよい都市は限られているので、どの地域を旅したいかでおのずと決まってしまうだろう。北のカイロ、東のナイロビ、南のヨハネスブルグ、西のダカールが代表的だ。
 一つの都市を基点にぐるりとまわる旅ならこれらの都市をINとOUTに選べばよいが、東から入って南に抜けるなど、長距離の移動をしたいなら、チケット のINとOUTを別都市に設定するといい(オープンジョーという)。格安のうえアフリカに広いネットワークを持つアエロフロートをはじめ、エジプト航空や マレーシア航空など、たいていの航空会社で設定可能だ。
 また、アフリカの旅は予定が立てにくい。旅行期間が長ければOPENチケットが無難だが、もともと便が少ないうえに、現地のスクールホリデーなどで予約 が非常に取りにくい場合もあるので、OPENでも購入時に帰国便を予約しておきたい(現地で電話一本で変更できる)。旅行期間が短い人は、日本の旅行代理 店のツアーに参加するのも効率がよく、安心。ケニアのサファリツアーなら、宿泊や現地交通など込みで8日間28万円ぐらいからある。
 以下、エリア別にフライト事情を見ていこう(料金はすべて成田発、1999年10月現在のもっとも安価な時期のプライス。旅行代理店によってはこれより安い場合もある)。

◆アフリカ北部
 日本から唯一直行便があるのが北アフリカだ。カイロには日本からエジプト航空の直行便が週2便飛んでおり、4〜35日FIXで125,000円〜、3カ 月OPENは+10,000〜15,000円(時期による)。もっと安く行きたい人は、マレーシア航空がおすすめ。35日FIXで95,000円〜、3カ 月OPENで117,000円〜だ。アエロフロートは60日OPENで97,000円〜と格安。ガルフ航空の1年OPENは165,000円〜。
 このほか、北アフリカへはヨーロッパのメジャーエアラインでも格安料金で行ける。アリタリア航空がカイロ35日FIX で115,000円〜、サベナ・ベルギー航空がカサブランカ3カ月FIXで95,000円〜など。トルコ航空、シンガポール航空、エミレーツ航空なども便 あり。
 アジスアベバへは、エチオピア航空の1年OPENで195,000円〜(バンコクやシンガポールまでは別航空会社利用)。エチオピア航空はレゴス、アビジャン、アクラなど西アフリカにも広く路線を持っているのでオープンジョーにも向いている。

◆アフリカ東部
 日本から「ブラックアフリカ」に入るもっともポピュラーな玄関口はナイロビだろう。アフリカと聞いて野生動物や陽気な人々をイメージするなら、ここからスタートするのがいい。
 エア・インディアは90日OPENで150,000円〜、180日OPENは180,000円〜。ボンベイでの乗り継ぎの際のホテルは無料、追加料金な しで途中降機もできる。日本への直行便はないので香港やバンコクで乗り換えとなるが、ガルフ航空は安いわりにサービスや設備がいいので人気がある。1年 OPENで190,000円〜。同じくアラブの航空会社のエミレーツも、ガルフよりは若干高いがエコノミーでもビジネスクラス並みに快適という評判。現地 在住の日本人たちも一時帰国などによく利用しているようだ。安いのはやはりアエロフロートで、60日OPENで97,000円(ただし便が少ない)。エジ プト航空は3カ月OPENで150,000円〜。
 従来、ナイロビ行きの格安チケットといえばパキスタン航空が代表的だったが、99年10月現在運行していない。

◆アフリカ南部
 南アフリカの玄関はヨハネスブルグ(ジョハネスバーグ)。関空発着の南ア航空と日本航空の共同直行便は短命に終わったが、マレーシア航空、タイ航空、シ ンガポール航空、キャセイパシフィック航空など、東南アジア系の航空会社が健闘。ナイロビ以上に日本からアクセスしやすい都市かもしれない。これらの航空 会社はいずれも週数便ずつ運行しており、145,000円〜(1カ月OPEN/マレーシア航空)と料金も手頃。乗り継ぎも日を選べばさほど悪くない。特に マレーシア航空は、ヨハネスブルグ着と同料金、同機体でケープタウンまで行ける。安いのはアエロフロート(97,000円〜/60日OPEN)。南アフリ カ航空は1カ月FIXで165,000円〜(香港乗り換え)。この場合、南ア航空のアフリカ大陸内割引運賃「アフリカ・エクスプローラー」が利用できる (4〜8区間まで)。
 マダガスカルへはマダガスカル航空利用(シンガポール乗り換え)で1年OPENが210,000円〜。モーリシャス航空などを利用しても入れる。
 なお、ヨハネスブルグをはじめ、アフリカでは空港で帰りの航空券の提示を求められる場合が多い。ヨハネスブルグでは実際に出国チケットを空港で買わされた旅行者もいたので、片道チケットでの入国は極力避けたほうが無難だ。

◆アフリカ西部
 ビザがいらないセネガルのダカールがもっとも入りやすい。安く行こうと思うなら、選択はやはりアエロフロート。60日OPENが97,000円〜で、コ ナクリ、アクラ、レゴスなども同料金。エジプト航空、エチオピア航空も、レゴス、アビジャン、アクラなどに便を持っており、比較的リーズナブル。
 あとは旧フランスの植民地が多いだけあり、パリ経由が多くの都市へのフライトを持っているが、パリ〜アフリカ間はディスカウント料金を出していないので高くつく。スイス航空やサベナ・ベルギー航空も多くの便を持っている。

◆アフリカ中部
 日本からもっともアクセスしにくいのがアフリカ中部だが、この地域だけを訪れる旅行者はとても少ない。エール・フランス、サベナ・ベルギー航空、スイス 航空ぐらいしか飛んでおらず、料金は最低でも273,000円〜と高い。いったんアフリカのどこかに着いて、そこから空路か陸路で目指すのが一般的。

◆海の玄関口
 空路ではなく、船でアフリカ大陸入りする方法もいくつかある。
 まずは、イベリア半島南端のアルヘシラスからジブラルタル海峡を渡り、タンジール(タンジェ)またはセウタに入る方法がある。日本からパリやマドリッド に入り、ビザや装備を整え、サハラを越えて西アフリカを目指すというものだ。北アフリカへは、ギリシャのロドス島やキプロスなどからエジプトのアレクサン ドラ行きの船がたくさん出ているほか、イエメンのアルマハからジブチ行きの船もある。
 ヨーロッパ文化圏やアラブ文化圏からブラックアフリカへ、その移り変わりを肌で感じることができるのが、海からのアクセスだろう。