旅行人ウルトラガイド
ラダック
高木辛哉

残部僅少・表紙傷みあり
定価:本体価格1500円+税
(税込価格1620円)





解説
旅行人の本
ガイドブック
季刊『旅行人』


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購入方法


リゾン Rizong/ジュリチェン Julichen

 ウレ・トクポ上流、街道から4kmでジュリチェン、さらに1km進み北側の涸れ谷を詰めるとリゾン・ゴンパ。集落はなく、リゾンには僧院、ジュリチェンには尼寺があるだけ。
★宿・食堂・商店…宿はないが、男性はリゾン・ゴンパに、女性はジュリチェン・チョモ・ゴンパに泊まることができる。どちらも宿代はお布施で。リゾン・ゴ ンパでは頼めば食事を出してくれる(僧と同じもの)。ジュリチェンにはチョモが経営する食堂・茶店がある。
★行き方…ウレ・トクポからリゾン・ゴンパ下手までジープ・ロードが通っている。入口に表示あり。

リゾンゴンパ見取り図
(画像をクリックすると、648X605ピクセルの
リゾン・ゴンパ見取り図をご覧いただけます)


リゾン・ゴンパ Rizong Gompa

ri.rdzong.dgon.pa)<N 34�゚16'34"、E 77�゚06'43"、3410m>

  ウレ・トクポの村から谷沿いに6km、枝谷の奥、砂礫の斜面に多層構造の美しいゴンパが現れる。藤原新也『全東洋街道』に現れる寺として有名。リキル系ゲ ルクパ。下ラダックではリキル寺に次ぐ規模を持つ僧院で、僧は40名ほど。小僧さんの学校(タツァン)もあり熱心な教育が行われている。拝観料はお布施 で。
 1840年に建てられたラダックでは最も新しい僧院。サスポルの裕福な商人ツルティム・ニマ(1790年生まれ)の寄進により建てられた。ツルティム・ ニマはその後息子と共に出家し、後にはその転生者が選ばれるまでとなった。座主は代々ツルティム・ニマの転生者。息子もセ・リンポチェとして代々転生者が 選ばれている。
 このゴンパは純粋に僧の修行のみを目的としており、他の僧院のようにチャムなどの派手な行事は行われない。戒律もラダックでは最も厳しく遵守されているという。
 砂地の斜面上に堂伽・僧坊が多層階構造をなして立ち並ぶ様は壮観。そのかわり内部はかなり複雑な構造になっており、全部のお堂を見て回るのにはなかなか苦労する。

ドゥカン Dukhang… 本館2階の北西はずれにある新しい大堂。Dukhang SomaまたはThegchenとも呼ばれる。ジョウォ・リンポチェやチャンバの大像がある。どちらも新しいもの。また2つのチョルテンは開祖ツルティ ム・ニマとセ・リンポチェ親子の遺骨を収めたクドゥン。左側にある八角形の台は、砂曼荼羅用の台。ここではドルジェ・ジッチェの砂曼荼羅などが描かれる。 壁画はごく新しいもの。
ゴンカン Gonkhang…本館2階にある小堂。ツォンカパ像などが祠られている。
ツォカン Tsokhang…創建当時の古いお堂。本館からはちょっと離れた3階にある。本尊はシャキャ・トゥバ像。
カンギュール Kangyur…ツォカンの隣にある経堂。
クドゥン・ラカン Kudung Lhakhang…高さ7m程の大チョルテンが収められている。これは開祖ツルティム・ニマの遺骨を納めた霊塔。
キルコルカン Kyilkhor Khang…ゴンパ最上部に位置する黄色いラカン。このお堂の存在を知る人は少ない。内部にはドルジェ・ジッチェの立体曼荼羅が収められている。中に入ることはできない。
タツァン Tratsang…ゴンパの麓にある小僧さんの学校。平日に行くとリキル寺同様、熱のこもった授業風景を見ることができる。

(『ラダック』P100〜101から抜粋)