【旅行人傑作選2】世界が私を呼んでいた!

¥1,728 (税込) 本体価格:¥1,600

旅行人100号突破記念出版!
前作『世界の果てまで行きたいぜ!』に続いて『旅行人』41号から70号までを選りすぐった傑作選第2弾!
俺を呼ぶのはどっちだ!?

説明

2000年2月25日発行

【目次から】

●旅人の主張読者アンケート編
蔵前仁一/森優子/グレゴリ青山/小林紀晴/おがわかずよし/
イトヒロ/おおうちそのよ

●旅の物語
小林紀晴/長田幸康/原健/北谷美穂/勝手にロシア通信編集部/
田中真知/佐々木孝彦/増田研/黒川眞/曽我裕子/大倉直/
小川正洋/滝野沢優子

●旅の雑談
練馬事務所のマンションに見る様々な人生/ドゴール空港に住むイラン人だって/あのジュライホテルがついに廃業!/他

●旅の話を聞く
浜田博之/河野兵市/梅本昌裕/平尾和雄

●編集長の沈没日記
関西無駄話会/ボンベイがムンバイになる/もしもお金持ちになったら/他

●遊星旅社読者のお便り傑作選

●旅行人をふりかえる
41号から70号まで 長田幸康/蔵前仁一

追加情報

大きさ 540 mm

立ち読み

マイナーな旅行誌が創刊100号を迎えたのである

旅行雑誌は世の中に何誌もあるが、いちばん多いのが日本国内の旅行誌で、次に多いのが海外への団体およびパック旅行雑誌であろうか。そのような旅行雑誌業 界の中にあって、わが『旅行人』(りょこうにん、ではなく、りょこうじんと読みます)は個人旅行者向けの雑誌である。唯一の、と謳いたいところだが、他に も「個人旅行+パック旅行雑誌」はあるので、厳密には唯一といいがたい。
しかし、個人旅行雑誌というのは、どれもこれもマイナーな雑誌ばかりである。『旅行人』もメジャーであるとはいえないので、人のことをいえた義理ではな いが、個人旅行者の数は数百万人といわれているのに、なんで個人旅行雑誌というのはこんなにマイナーなのだろうか。個人旅行者はあんまり雑誌など読まない のではないか、あるいは雑誌を買う金がないので立ち読みしてしまうのではないか、立ち読みですむほどの内容なんだろう、『旅行人』なんて雑誌があったの?  知らなかったなあ、などなど諸説があるが、それでも『旅行人』は創刊して100号という歴史を経ているのである。多分、誰も知らないだろうから、ここで 声を大にして申し上げておきたい。
それで100号だからとくにどうしたというわけではない。ささやかに「よかったね」というだけの話で、大きな出版社のように帝国ホテルで祝賀パーティをやったわけでも、記念グッズをつくって読者プレゼントしたわけでもない。
ちょっとさびしい……という気がしないでもないので、この傑作選の二冊目を編むことになった。実は、この1年半前にも「創刊10周年記念」という名目で 傑作選をつくったばかりなので、1年半しか違わないのならいっしょにやれという読者の批判が気にならないわけではないのだが、そこはそれ、思い切って目を つぶってこのようなものを出してしまったのである。
ところが、いざつくろうとすると、創刊100号記念の傑作選なのに、100号まで収録できないということが判明した。あれもおもしろいこれも載せたいと 編集していたら、ページはどんどんふくれあがるばかりで、予定の300ページではまったく収まりそうにない。涙をのんで削りに削ったが(だから傑作選なん だが)、それでも収まりきれないので30号までの傑作選にとどめ、かつページを予定より32ページ増やすこととなった。読者には御寛容を持ってお許し願い たい。
前の巻に引き続き、本書に収録されているのは、世界を駆けめぐる旅人たちの、涙あり、笑いあり、真面目あり、なんでもありの、旅の模様およびその周辺の できごと完全ノンフィクションである。10年前と比較すると、いわゆるバックパッカーと呼ばれる旅行者の存在もだいぶ世間的に認知されるようになってきた ものの、ここに収録されている話は世間一般から見れば、あきれるほど旅が好きで、旅のことしか考えていない人間の話ばかり。ガーナのゴムぞうりに入れ込ん だとか、ザイールで昆虫採集したとか、アメリカに入国するとき逮捕されたとか、なんだか訳のわからない話である。
だが、読んでみればおわかりいただけるが、たかが旅行者にも実にさまざまな人生があり、また世界のいろいろなことが関わっているのである。それはイン ターナショナルな自分発見的ワンダフルな人生というわけではない。一見なじみのない世界のどこかで、旅行者たちは奮闘し、喜んだり悲しんだり、いろいろと ドジを踏みつつ、ごく普通の生活や旅の模様を織りなしているわけなのである。アフリカで野生動物を見てまわっただけで「冒険の世界」だと自慢する人々に比 べれば、こういった旅行者のほうがどれほど常識的であるかしれない。
例によって人生の教訓となるような美しい話はほとんどなし。そんなことをやってて君の人生は大丈夫なのか? と問いたくなる人もいないわけではないが、 編集長としては君たちに幸あれ、旅の無事を祈る、これからも面白い話を送ってくれと申し上げたい。読者にも、彼らの話を少しのあいだ楽しんでいただければ 幸いである。

『旅行人』編集長 蔵前仁一

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2 に対するレビュー【旅行人傑作選2】世界が私を呼んでいた!

  1. WEB 管理

    【読者はがきによるレビューのため、管理者が投稿しています】

    ●強烈だったのは若かりし頃の編集長の写真です。まるで現在と別人です。何だかものすごすぎて文章に出来ないです。1979年のファッションとはこんな風だったんでしたっけ?◆J・K/32歳

  2. WEB 管理

    【読者はがきによるレビューのため、管理者が投稿しています】

    ●私が定期購読するようになったのが34号くらいからなので、「あ~この記事知ってるぞ~」とか「これを読んでここに行きたくなったんだよな~」が今回の 本にぎっしり詰まってて、久々に感慨に耽りました。私はコレクターのケがあるため、届いた『旅行人』はほぼ残してあるのですが(1号だけ新聞の束にまぎれ てしまった)、またその山をひっくり返して読もうかいのう、て気分になりました。◆N・U/32歳

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