旅行人ウルトラガイド 西チベット

¥1,058 (税込) 本体価格:¥980

西チベット(ンガリ)と聞いて思い浮かべる言葉といえば、カイラス山(カン・リンポチェ)、マナサロワール湖(マパム・ユムツォ)、グゲ遺跡、幻の王国、 謎の石窟遺跡……といったところ。一般には、秘境中の秘境、遊牧民と巡礼の地という扱いをされている。それだけだろうか?
ンガリは今でこそチベット最辺境という地位に甘んじているが、かつてはチベットの歴史で重要な役割を果たした場所である。吐蕃よりも古い歴史を持つシャ ンシュン王国、仏教復興に力を注いだグゲ王国が繁栄を誇り、ラダックと並ぶチベット高原西部の一大中心であった。有名なグゲ遺跡や近年詳しい調査が行われ て注目を浴びたピャン・ドゥンカル石窟遺跡だけではなく、寺院・遺跡・石窟が驚くほどたくさんある。しかしこれらの存在はほとんど一般には知られることも なく、ンガリとは人跡未踏の地が続いていると漠然と考えている方も多いことと思う。
本書では、意外なほど密度の濃いンガリの文化遺産、特に札達(ツァンダ)県のものを中心に紹介していく。見所の多さに驚かれる方も多いのではないだろうか。
しかし残念ながらこれらの文化遺産は、現在は廃墟と化しているものが大半。古い資料に残された姿を期待して行ってみると、土塊と化した廃墟が広がるばか りで悲しい気持ちになることもたびたびだった。だがその失望感を補って余りあるのが、トリン、ツァパラン、ドゥンカルなどに残されている色鮮やかな壁画。 ラサ、シガツェ、ギャンツェともひと味違うその美しさには誰しも息をのむことだろう(高い拝観料のこともすっかり忘れるほど)。
ンガリ最大の見所がカン・リンポチェ、マパム・ユムツォであることはいうまでもない。その荘厳な姿との出会いは、誰でも生涯最高の思い出となるはずだ。またチベット全土から集まってくる多くの敬虔な巡礼の姿にも感銘を受けるだろう。
(まえがきより)

高木辛哉

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説明

高木辛哉 著
2000年4月19日 発行

【目 次】

【西チベットを旅するために】
ビザ — 6/旅行許可証 — 6/西チベットへの行き方 — 6/
アリ地区内の交通 — 7/宿・食料・水 — 7/通信 — 7/
旅の道具 — 8/地図・GPS — 8/犬 — 8/高山病 — 8

【アリ(阿里/Ali/mNga’.ris)】

【ガル・ツァンポ沿い】
ガル・ツァンポ沿いの道 — 13
タシガン — 14
ガル・グンサ — 14
ナムル — 14
ガリヤサ — 15
パル — 15

【ツァンダ周辺】
ツァンダへの道 — 16
ツァンダ — 17
トリン・ゴンパ — 18/シンダ・ツェモ — 25/
ディルブツェ — 26/サンダル・ウーデ — 27
ツァパラン — 27
ツァパラン/グゲ遺跡 — 27
トシャム — 36
ドンブ・ゴンパ — 36
ディンサ — 36
サンタン — 36
ピャンとドゥンカル — 36
ピャン・ドゥンカルへの道 — 38/ピャン石窟遺跡 — 38/
ピャンゲリンタン — 41/ドゥンカル石窟遺跡 — 42

【シャンツェ周辺】
チャンゴパタン高原 — 47
シャン — 48
クンラン石窟群 — 49
シェイ — 53
シャンツェ — 53
ルキュン — 55
タパ — 55
キニプク — 55
ギャテ — 55
シサ・ゴンパ跡 — 55
セルカ — 56
ラクサ/ラガシャ — 56
ラブギェリン — 56
ユコチとスルガン — 57

【札達県西部】
ヤンタン — 58
スムル — 59
ルク — 59
グンプク — 59
ニュ — 59
ミャン — 59
ティヤク — 59
ツォシブ — 59
ランチェン・ツァンポを越える橋 — 60
プリン — 60
カルツェ — 60
リルディガン — 60
リ — 60
サラン — 60
カプラ — 60
チュス — 60
ベカル — 61
テン — 61
ラニ — 61
セルクン — 61
シプキ — 61
プリ・ゴンパ — 61

 

【メンシ→ツァンダ・トレック】
メンシ/モンツェ — 62
ティルタプリ — 62
ゲリキュン — 65
カルドン石窟 — 65
グルゲム・ゴンパ — 65
ペルキェ・ラカン — 67
キュンルン — 68
キュンルン・ングルカル — 68
パンタ石窟群 — 71
ナブゴ — 75
ドンブ — 75
ギュング — 77
ダワ — 77
ダワ・ゴンパ(新) — 78/ダワ・ゾン/ダワゴンパ — 78
カンサル — 79
ミラム — 79
センゲ・ゾン — 79
マンナン — 79

【カン・リンポチェ〜マパム・ユムツォ周辺】
ダルチェン — 81
カン・リンポチェのコルラ — 83
カン・リンポチェ内院 — 86
バルガ — 89
マパム・ユムツォ — 89
ランガク・ツォ — 91
ボンリ・ゴンパ — 91
ホルチュ — 92

【プラン周辺】
トヨ — 94
プラン — 95
ツェグ・ゴンパ — 96/シンブリン・ゴンパ — 97
シデ — 98
ガンジェ — 98
コジャ — 98
コジャ・ゴンパ — 98
シエル — 101
カルドゥム — 101
ドゥンチュ・ゴンパ — 101
ギャア・ニマ — 101
ラマ・チョルテン — 101

【ンガリへのルート】
カイラス北回りルート — 103
カイラス南回りルート — 105
チャンタン高原横断ルート — 106
新蔵公路 — 107
シミコット・ルート — 111
その他、非開放ルート — 111

【ンガリの歴史】
用語解説 — 121
参考資料 — 125
尊格対照表 — 126

【コラム】
西チベットの鳥類  — 12
土林(旱溝)  — 16
西チベットの哺乳類  — 61
カン・リンポチェへの巡礼の起源  — 86
マパムユムツォにまつわる雑談  — 90

追加情報

大きさ 197 mm

立ち読み

西チベット(ンガリ)と聞いて思い浮かべる言葉といえば、カイラス山(カン・リンポチェ)、マナサロワール湖(マパム・ユムツォ)、グゲ遺跡、幻の王国、 謎の石窟遺跡……といったところ。一般には、秘境中の秘境、遊牧民と巡礼の地という扱いをされている。それだけだろうか?
ンガリは今でこそチベット最辺境という地位に甘んじているが、かつてはチベットの歴史で重要な役割を果たした場所である。吐蕃よりも古い歴史を持つシャ ンシュン王国、仏教復興に力を注いだグゲ王国が繁栄を誇り、ラダックと並ぶチベット高原西部の一大中心であった。有名なグゲ遺跡や近年詳しい調査が行われ て注目を浴びたピャン・ドゥンカル石窟遺跡だけではなく、寺院・遺跡・石窟が驚くほどたくさんある。しかしこれらの存在はほ一般には知られることもなく、 ンガリとは人跡未踏の地が続いていると漠然と考えている方も多いことと思う。
本書では、意外なほど密度の濃いンガリの文化遺産、特に札達(ツァンダ)県のものを中心に紹介していく。見所の多さに驚かれる方も多いのではないだろうか。
しかし残念ながらこれらの文化遺産は、現在は廃墟と化しているものが大半。古い資料に残された姿を期待して行ってみると、土塊と化した廃墟が広がるばか りで悲しい気持ちになることもたびたびだった。だがその失望感を補って余りあるのが、トリン、ツァパラン、ドゥンカルなどに残されている色鮮やかな壁画。 ラサ、シガツェ、ギャンツェともひと味違うその美しさには誰しも息をのむことだろう(高い拝観料のこともすっかり忘れるほど)。
ンガリ最大の見所がカン・リンポチェ、マパム・ユムツォであることはいうまでもない。その荘厳な姿との出会いは、誰でも生涯最高の思い出となるはずだ。またチベット全土から集まってくる多くの敬虔な巡礼の姿にも感銘を受けるだろう。
この地に初めて足を踏み入れた日本人は河口慧海師である。師の「チベット旅行記」をきっかけにチベットに興味を持つようになった人は多い(筆者もその一 人)。奇しくも2000年は慧海師のチベット入りから丁度100周年に当たる。この記念すべき年に本書が出版されるのも感慨深い。次の百年、日本人はチ ベットとどのように関わっていくのだろうか。
ンガリの旅、そして本書の出版まで至るインスピレーションを与えてくれた河口慧海師、ジュゼッペ・トゥッチ博士、NHK取材班、そして何よりも行く先々で暖かく迎えてくれたンガリの人々に心からお礼を申し上げたい。
トゥジェチェ!

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