説明
2008年年6月1日発売
チキンバスに乗ってグアテマラを旅する
ここには以前、来たことがあるような気がする。
アジアと大きく離れた中米で、安宿に泊まり、屋台で食事をし、混雑した乗り合いバスに乗って旅をする。耳に入ってくる言葉は異なるけれど、それはアジアの光景とあまりにもよく似ている。物価もそれほど高くはない。
もしかしたら、だからここには旅行者が多いのだろうか。グアテマラを旅していると、欧米人だけでなく、日本人旅行者の姿も数多く見られる。最近、僕が旅したなかでこれほど多くの旅行者を見かけた国はない。
マヤ文化のティカル遺跡、ウイピルを着た先住民の暮らす山岳地帯と定期市、カリブ系黒人の住むリビングストン、そして美しい火山が湖面に映えるアティトラ ン湖と、グアテマラの見どころはつきない。今号の本誌では、編集長の蔵前仁一がグアテマラ全土を旅し、富永省三さんの地図を多数掲載して、グアテマラのす べてを徹底ガイドしたい。
チキンバス
チチカステナンゴ
グアテマラ紀行1 先住民の住む村々へ
グアテマラ紀行2 マヤ遺跡への旅
文と写真◆蔵前仁一 写真◆小川京子 地図◆富永省三
サンティアゴ・アティトラン
セマナサンタの儀式に参加する子どもたち
◆前原利行
マヤの歴史と文化
◆田中真知
政争と内戦に苦しんだ美しきマヤの国
グアテマラ近現代史
◆上野清士
○グアテマラの民族衣装
小林グレイ愛子
○グアテマラの音楽 マリンバからプンタまで
羽熊広太
○グアテマラの民間信仰 サン・シモンにお願い
片岡恭子
○グアテマラ交通事情
五十嵐哲雄
○グアテマラのコーヒー
青西靖夫
○グアテマラの食 トウモロコシの人間
羽熊広太
ティカル遺跡 V号神殿
ノース・アクロポリス
キリグア遺跡(左・獣形神P/右・ステラJ)
マケドニア
マケドニア紀行 バルカンの地の塩
◆渡邉義孝
●読切紀行
本とコーヒーと路上の快楽
バンコク経由マレーシア&ラオスの旅
◆前川健一
スーテの上のわたしがほしいもの
◆小川京子
●連載 アジアにこぼれた涙(2)
ダルフールからやってきた兄と妹
◆石井光太
●連載
モロッコのラヴェル
◆田中真知
サンフランシスコ・エル・アルト
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